2WAY帆布バッグの失敗制作日記

そう、先日まで作っていたバッグにもいろいろ事件はあった。

まず一番初めに手掛けたランチバッグ。実は失敗だらけだった。
結局、自分で使ってます。No.9 まあ、使い勝手は非常に良く、重宝している。手間をかけた分愛着も沸いている。

大まかに作り方もご紹介します。失敗部分はまねしちゃだめですよ(笑)

▼ 内側になるキルティング。(この生地は他のバッグ用)いつ作ってもいいんだけど、本体と合わせるまでに作っておきます。
一枚を縫い合わせて、サイドを切り落とします。最初から切り落としておく型紙もあるけど、どのみち、その部分は、利用できないので、私は縫ってから切り落とします。じょきじょき。

 

▼ このバッグに最初に必要なのは持ち手。帆布と生地を片側ぬい合わせて、ひっくり返して、アイロンをかけ、縫い合わせます。これでひもができます。

このひもは、20+20+34で74センチほど。そう、けっこう長いんです。くるっと回るからね。

・・・そうなんです。ここでまず一つ目の事件。この長さを間違える。20+20+34の20を計算し忘れ、54センチに切ってしまった! そして、もう、そんなに長い生地がない・・・。だめだ、生地買いに行こう。

さらにここで「同じ店に行ったのに、もう同じ生地がない!」 ショック!! どうする、別のひもにするか、アクリルテープにするか・・・。生地を継ぎ合わせると、分厚くなるし。いろいろと悩む。そしてほったらかして、他の作品を作る。

▼ そして、思い立つ。「よし! 継ぎ足した風にしよう!」 20センチくらいの紐を作って、並べ、ワッペンで隠す作戦。で、表と裏の両側、ついだ部分にワッペンを縫いつける。

なんか、デザインっぽくいい感じにはなったけど、とても人には売れない。ここで自分で使うことが決定。

持ち手やポケットを配置して、本体を縫い合わせる。

▼どうせ使うなら、ファスナー欲しいな~。で、ファスナー部分を作る。金属のファスナーなので、切れない。端を生地でくるむ。

▼ファスナーを生地で挟んで縫います。この上からもう一度縫います。

▼ 縫い合わせる部分。本体に見返しをつけて。ここに上の部品を挟み込み、縫います。

(余談ですが、この時に既に内側のキルティングと本体を底でぬいあわせてあります)

  

▼ファスナーを縫い合わせるとこんな感じ。縫うときはファスナーをあけておくと縫いやすいです。むしろ、閉じて縫うのは難しい。キルティングも一緒に縫い合わせます。

▼ 内側のキルティングは、その辺にあった使い道のなかった生地で。ポケットはコットンのカフェ柄布で。

▼ やった。できあがり! 写真撮ろう、と撮っていたらなんか、不自然に気づく。

  

▼ なんかバランスが悪い。あれ? 

ええー、持ち手の位置がずれてる! それもミリ単位ではなく、センチ単位で! なんで! どこで間違えた? しかし原因を追究してもしかたない。間違いは間違い。さあ、どうする、自分。

そう、これ2番目の事件。完全な失敗作・・・。ちょっとへこむ。そして悩む。

う~ん、このまま使うか、最初から全部縫い直すか。二者択一。

いやいや、やっぱり自分が使うとしても許せない。ここは縫いなおそう!

そして、全部ほどくという作業をする羽目に。縫うより、解体のほうが早い。なんか、よくやる作業だなと思いながら、ほどく。

再び最初の持ち手の配置から合わせて、縫い始める。もう部品はそろっているので、縫いあげていくんだけど、まあ、それでも半日はかかった。

▼ そして出来上がり! 出来上がり? ちょっとまて、ファスナーをあける方向が逆じゃない? 正面に対して、逆につけてしまった! 確認したはずなのに~(T_T) 

あるんですよ、これも方向というものがね。最後の最後で第3の事件勃発。「こうなったら納得のいくまで作る」ということで、再び、そこをほどき、縫い合わせ、完成にこぎつける。

も~、何やってんだか。

で、ようやく完成。ショルダーがつくとこうなります。茶色で統一してみました。あ~、疲れた。

  

▼ 下↓の写真が正面。上↑の写真がその反対側。

  

▼ まちもたっぷり。車の足元においても安定します。安定するのは中身を詰め込みすぎで重すぎるのかも?

▼ ファスナーの引手が心もとないので飾りをつけてみた。

ちなみに、この皮のワッペンの下は継ぎ足した部分。浮かないようにがっちり縫ってあります。(笑)

 

外で被写体として撮影。太陽がまぶしいので、日かげのベンチへ移動して撮ってみた。

これだけ失敗もすれば愛着も沸くし、記憶にも残るわ。

今は便利に使ってますよ。ヽ(´∀`。)ノ